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その83

詩を書いて、人前で表現する - 詩集の作り方 [1]

とにかく書く

詩集を作りたいと思っているなら、まずは、作品を書く。


俺の場合は、小学生時代から作品を描いていた。当時ハマってた表現手段は、漫画。

そして、数作描いていると、人間は自然と向上心が湧いてくるので、理論書にも触れてみたくなる。


・『鳥山明のヘタッピマンガ研究所』

・『石ノ森章太郎のマンガ家入門』

・『マンガの心』 [手塚治虫]


などを読んだ。これらは、今の自分の詩作理論にも影響を与えてくれている。


中2からギターを持ち、音楽にハマり、高2の時に文化祭LIVEに出場する為の条件として、初めて歌(詩)を書いた。

ここから、3回の創作期がある。


第一期(17-22歳) : 習作期

第二期 (23-28歳) : 『星の美術館』期

第三期 (30-40歳) : 『neo japonisme』期


>第一期

浅井健一、井上陽水、忌野清志郎などに影響を受け、とにかく歌を書き、人前で披露していた。

今の考えから言うと、「カッコつけてる」「ダサい」「オリジナリティがない」といったものが多々あり、

この時期の30ほどの作品は、詩集『ことばの宇宙飛行士』には載せてない。習作期だったと位置付けてる。

(この頃の作品を好きだと言ってくれる人もいるのだけどね)


この頃、もっと作品を良くしたいと考え、

・作詞法

・近代詩

などに触れた。


詩人に関しては、

・憧れ系(カッコいい) : 北原白秋、高村光太郎など

・共感系(感動) : 石川啄木、武者小路実篤など

の二系統がいるという認識を持つ。


>第二期

20代頭、大学を出てフリーターになり、自分の表現、オリジナリティについて深く思い悩んでた。

松本隆の「風街」という世界観のスケールを超える!と思い、幼少期に好きだった絵本『星のきかんしゃ』 [なかえよしを・上野紀子]からの影響もあったと思うのだが「宇宙」というキーワードが思い浮かび、当時旅行で行ったNew Yorkのメトロポリタン美術館やArtギャラリーから受けた刺激を基に、4ヶ月ほどかけて書き上げたのが「硝子越しの銀河」という作品。これを書く時の目標は、「自分自身が、40年間飽きない作品」だった。

ライブハウスで歌った際には、「カッコいい」「すごい」などの反応を得て、自信を深める事が出来た。自分は間違ってないという感覚を胸に抱く。


この頃、刺激を受けた作家は、

宮沢賢治、稲垣足穂、ギョーム・アポリネール、魚喃キリコ、たむらしげる など


>第三期

30代頭、会社を辞めニートになり、自分の創作活動・表現活動に没頭する。

何もしなければお金が減っていくだけで、「命が懸かってる」ので、心の奥深くまで潜る事ができたと思う。

32歳までの「プロのアーティスト(シンガーソングライター)としてメジャーデビューする」と思い込んでいる時期と、

それは叶わず挫折した、と思っているけど生活の中で時折「書かざるを得ない」気持ちになりポツポツ詩を書いてしまう時期の2つに分かれる。

歳を重ねるほどに、どんどん素直になって来れたと言えるかな。作品に留まらず、行動の1つ1つが。


人前で表現する

俺と多くの詩人を分け隔てている所は、10年間のライブ活動の経験では無いかと思う。


ホール、ライブハウス、カフェ、バー、学校の教室、街角など、

色んな場所で、色んな人の前で自分の書いた歌(詩)を表現して来た。


バーなどでは、皆食事や会話を楽しんでいるので、

所謂「難解な現代詩」なんて誰も聞いてくれない、見向きもされないと、すぐに肌で感じる。

これを感じた事のない詩人が本当に多いのではないか。


また、

・自分的に、発声しにくい箇所がある

・自分的に、長い間歌っているとしらけてくる作品の傾向がある

・お客様の反応が悪い、逆に、歓声が上がる

など、色々な気付きを現場は与えてくれる。答えは、現場にある。


LIVE活動を通じて達成感を得たのは、

・観客が、泣いてくださる (「半分のティッシュ」)

という現象が何度も何度も起こった時。

また、その前には、

・会場全体が、パーっと明るくなる感覚 (「ともだち」)

を体感した。


自分は、映画を観る時に求めている事は、泣ける事。


芸で人を泣かせる事が出来るようになったら、一人前、「世に出て良いレベルの表現者」になれたと言えるのではないかな。


次回は、構成について。書き溜めた詩をどう配置するかについて、俺が考えた事を伝えるね。



またここで、二人で会おう。


身近な愛を、たいせつに。

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詩人・南條雄一の公式ウェブサイト。プロフィール、作品紹介、ブログなど”最新情報”をお伝えします。人生は、推敲し続ける一篇の詩。遅咲き蕾にうるおいを。

南條 雄一について

「身近な愛を、たいせつに」暮らす詩人。絵・音・Webにハマったハマっこ、詩にフォーカスでアラフォーデビュー

詩集『ことばの宇宙飛行士』(2022/4/18 発売) ※Amazon新着ランキングにおいて「詩歌」「現代詩」の2部門で1位獲得!

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