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その11
アトムとビット
表現の最小単位。アトム(原子)とビット(bit)。
アナログとデジタル。
音楽で言えば、生音と電子音。
アコースティックとエレキ。
アンプラグドとプラグド。
ここでもまた、選択肢があるね。「人生は選択の連続だ」とは良く言ったもので、本当に、その人の選択結果・選択量がその人を形作って行く。
俺は、生音派。生音中心。
と言うより、今まで磨いて来てしまったものだから、これを伸ばした方が人に提供出来る価値は大きくなって行くだろうと言う判断。
生音の方が、しなやかで滑らかで有機的で儚げで危なっかしくて人間的で、面白いと思ってる。
心がよりダイレクトに伝わるんだよね。
何故か。
それは、表現の最小単位がアトムだから。粒子が細かいんだよ。それだけ、変幻自在で繊細な魅力をその時々に放つと言う訳。
また、自分のハートから他人に届くまでの間に、通過した機材の分だけ「本物」の心にはフィルターがかかって行く。 電気抵抗。
こう言ったからと言って、電子音が嫌いかと言ったらそんな事は無い。むしろ大好き。あのクールネスがたまんないよね。
コンピュータはコンピュータで、それを作り出すまでには膨大な量のエネルギーが注ぎ込まれている。感謝。
ただ、ワインの様に時間を掛ければ掛ける程、努力を積み上げる程に深化するのが生音だと思う。
これは、長い目で見れば、早いうちから自分の生音を磨いておく方が将来的にはよりユニークな存在になれる可能性が高まるんじゃないかなと言う判断。
実際、生音を出せない人が創った電子音楽で本当に胸クソ悪くなる程つまらないと感じさせられた事が何度かあったよ。
まとめるね。
生音での表現では、本当に深遠で繊細な心を表に表す事が出来るんだ。アトム・レベルでね。
またここで、二人で会おう。
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「アトム」も良いけど、「奇子」が好き!!! 漫画の神様のダーク・サイドの傑作。
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詩人・南條雄一の公式ウェブサイト。プロフィール、作品紹介、ブログなど”最新情報”をお伝えします。人生は、推敲し続ける一篇の詩。遅咲き蕾にうるおいを。
南條 雄一について
「身近な愛を、たいせつに」暮らす詩人。絵・音・Webにハマったハマっこ、詩にフォーカスでアラフォーデビュー
詩集『ことばの宇宙飛行士』(2022/4/18 発売) ※Amazon新着ランキングにおいて「詩歌」「現代詩」の2部門で1位獲得!