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その67
才能とは
才能とは、何だろう。
自分は、今までいつもこう口にしていた。
「才能という概念を持っていない。好奇心旺盛で、情熱に突き動かされているだけ」
だけど、人の意見なんかを聞いているうちに、今、こう思う。
——————————
■才能 = 好奇心【←マインド】 × (努力 × 継続 × センス)【←行動】
・好奇心
┗知識欲
┗成長欲
・努力
┗熟練 : 経験を積み上げる力
┗ポジショニング : どこで行動するか選択する力(こちらに力を注いでいる人は少ない印象)
・継続 : 多くの人は2~3年のスパンで物事を投機的に見るが、投資(広義)の世界では20年以上のスパンで結果を捉えるのが常識
・センス
┗いきなり出来てしまう力
┗予兆/違和感を察知する力(運は長い目で見れば誰の上にも均等に与えられるが、敏感に捉えようとする意識に差が出る)
——————————
それぞれの変数の内、センスの「いきなり出来てしまう力」以外は、意識/コントロール可能。
そして、短い一生で、これらの積み上げを総動員して大きな成果を得られる心の底からの「好奇心」を持てる領域の数は少ないはずである。求める成果が大きい程に。
「才能」なんてのは、本人が意識するものではなく、アウトプットの裏側にある上記変数の積み上げの結果、過去の積み上げを知る由もない他人がそのアウトプットの大きさに対して評価する言葉であると思う。
そのアウトプットが超人的に積み上がった人の事を「(本物の)プロ」と呼ぶのだろう。
そして、その極致を「天才」と呼ぶのだという気がする。
水木しげるは、「努力は人を裏切ると心得よ」と言った。不運は誰しもに起こりうるという意味では、真実でしょう。
王貞治は、「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」と言った。いつまでも不運であり続けるという事はないし、次に来る運を捉えるセンス(意識)を磨く事は可能だと言っているように思え、これもまた真実だと思う。
ちなみに、水木先生は長く苦しい期間があったそうだが、努力を積み上げた結果、最終的には多くの人から「天才」と認められている。
以上、才能というものについてあれこれ綴ってみたが、結局自分の意識としては、
「才能という概念を持っていない。好奇心旺盛で、情熱に突き動かされているだけ」
という状態で間違っていないと思う。
まとめるね。
最初から才能ある人なんていない。
幼少期は、その期待値の低さ故にセンスがあれば「才能がある」とおだてられる事もあるかもしれないが、歳を取る程、センスだけでは限界を感じる時が来るでしょう。
才能なんて気にせず、これはと思うものに出会ったら、一生情熱を注ごうぜ!!!
またここで、二人で会おう。
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南條 雄一について
「身近な愛を、たいせつに」暮らす詩人。絵・音・Webにハマったハマっこ、詩にフォーカスでアラフォーデビュー
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