Information
Output
Blog
その52
駅前の本屋がつぶれてしまった事から学ぶ事
ニュースで、街の本屋がどんどんなくなって来ていると言っているが、実際そうだ。驚くばかり。
昨日も、隣町に行った所、駅前の本屋がなくなっていた。
どんどんなくなって来ている。
もはや、「立地条件」すら「リッチ条件」でなくなっている事が立証された。
そうだよね、本やCDみたいに「生もの/料理」でも無ければ「動作確認する必要のないもの」なんて特に、インターネットを使って買えば済むもんね。正に、駅前よりベッドの上のPCの方が「身近」なわけだ。
また、小さな店にとって、消費者のロングテールのニーズを満たす事は物理的に不可能。
※ロングテールに関しては、『ウェブ進化論』(梅田望夫)を参照
------------------------------
では、どうするべきか。
よく聞くのは、ジュンク堂の名前かな。
目利き担当者がいて、膨大な本の中から「おすすめ」を教えてくれると言うスタイル。
セレクト・ショップ。
これしか無いんじゃないかな。
要するに、膨大な情報を加工して提供する担当者/店。
この「情報を取捨選択/加工する」能力が「センス」。このセンスが、社会へ貢献する為の自分の存在意義になるんだと思う。
今の売れ筋を満遍なく置いているだけの本屋には、存在価値があまりない。
ただ、こんな議論は昔からされている。よく耳にする話/アイデア。
------------------------------
なぜ、街の本屋の店主はやらないのか。
理由として、以下のようなものが挙げられるか。
1.パラダイムが固定化されてしまっている(特に、年配の経営者)
2.新しい事へのチャレンジにより、目先の利益が一時的に減る事に耐えられない
3.新しい考え/アイデアを取り入れる事が出来ない(と思い込んでいる)
1と2に関しては、『ゼミナール 経営学入門』(伊丹敬之、加護野忠男)の中で素晴らしい議論が展開されている。
3に関しては、『バカの壁』(養老孟司)を読んでみると良い。
パラダイムの転換を意識して、「出来る事」だけでも良いから、力を結集すれば良いと思う。必ず、出来る事はあるはず。
結局、一生「かなり」勉強は必要なんだよね。
早めに腹を括るべきだ(笑)
------------------------------
実は、このサイトのInformationページも、セレクト・ショップの役割を果たしたいと思っているんだ。
「(音楽を中心とした)芸で人に感動を与える」と言う目的/効能にFocusした、価値/情報を発信するセレクト・ショップ。
芸は、仕事とも置き換えられるから、必ず今の君の役に立つ情報も隠れていると信じているよ。
興味ある本やCDがあったら気軽に買い物を楽しんで行ってね♪
⭐︎ウィンドー・ショッピングはこちらから。
------------------------------
ミュージシャン[芸人]だって同じ。
「センス」が生命線。
センスとは、情報を取捨選択/加工する能力。
つまり、先ずは膨大な量の知識を「仕入れる」作業/努力が大切になってくると思う。
さあ、過去の記事とも繋がって来た。
・勉強の楽しさ
・音楽をたくさん聴く事の効能
まとめるね。
芸人は、セレクト・ショップの店員/経営者であるべし!!
またここで、二人で会おう。
Feed - RSS
Input
Review
-
Philosophy
売れたね〜〜。 とても読みやすいし、「バカの壁」の存在を認識する様になっただけでも、だいぶ考え方/動き方が変わった気がする。
-
Science
ゼミナール経営学入門第3版 [ 伊丹敬之 ]posted with カエレバ名著!の呼び声高いが、本当に良かった。 21世紀のミュージシャンにとって必携の1冊 ...続きを読む
-
Science
IT、インターネット、Web... ちんぷんかんぷんだった俺に、「好奇心の種」を植え付けてくれた。
Search
Profile
このサイトについて
詩人・南條雄一の公式ウェブサイト。プロフィール、作品紹介、ブログなど”最新情報”をお伝えします。人生は、推敲し続ける一篇の詩。遅咲き蕾にうるおいを。
南條 雄一について
「身近な愛を、たいせつに」暮らす詩人。絵・音・Webにハマったハマっこ、詩にフォーカスでアラフォーデビュー
詩集『ことばの宇宙飛行士』(2022/4/18 発売) ※Amazon新着ランキングにおいて「詩歌」「現代詩」の2部門で1位獲得!