生まれて初めて書いた本(詩集『ことばの宇宙飛行士』)が、Amazon新着ランキング1位、売れ筋ランキング3位を獲得させて頂いた(2022年4月)。

これから自分の作品を世に問おうとしている君の為に、俺が意識してた事、無意識だったが振り返るとこの行動が良かったのかもという事をここに書く。

今後の表現活動／創作活動の参考にしてもらえれば嬉しい。

> 出版社の行動

[1]販売チャネルをAmazonに絞る

・少部数発行の出版社として必然的な選択肢だったのだと思うが、初期購入希望の方が皆Amazonで購入してくださったお陰で、ランキングを駆け上る事が出来た

(逆に、全国の書店に流通するのであれば、Amazonランキングは意識しなくて良いのかもしれない)

[2]「現代詩集」というニッチなジャンルに商品をタグ付け

・これがもし「日本文学」とか「小説」だったら、競合が多過ぎて集団に埋もれていた

> 自分の行動

[3]活発に動き、人と繋がる

・無名の新人ほど、「友達」からの応援の影響力が本当に大きい

・「知っている人(の作品)」という共感ポイントは大きい

・桂文枝師匠は「芸人たるもの、家を一歩出れば周りは全員お客様」と仰っていた

[4]日頃から、一貫性ある自分の好きな事・やりたい事を発信

・子供の頃から漫画を描いてる、音楽制作・演奏活動をしていると常に周りに言っていた。「この人はものづくりが好きなんだ」という認知が身近な人の間ではあったから、詩集発売のニュースも自然と受け止めて頂き、応援してくださったように思う。信頼残高があったのかもしれない

[5]Amazon最適化

・装画の素案を考える段階から、「ランキング1位をとるイメージ」をしていた。他の詩集の装画の属性(抽象画が多い など)を分析し、自分独自の価値観を明確化し、ビジュアル面でもポジショニング

・表紙タイトル文字は、スマホで観ても読みやすいサイズにした

・「本の説明」欄に、事前に集めた「読者の声」を記載。購入までのハードルを1%でも下げられたかもしれない。アメリカのIT専門書などでよく見る手法

以上が、自分が認識している「ランキング1位になれた要因」だが、読み終えた方の中には、日本中にいる友達や、大切な孫、親戚に配る為に一人で10冊購入してくださった方もいらっしゃり、こうした影響も大きかった。どうしてそのような現象が起きたのかは俺には分からないので、真剣にランキング1位を目指すのであれば、詩集『ことばの宇宙飛行士』をこちらから購入し、その要因を考えてみてほしい。(分かった事があれば、教えてください)

またここで、二人で会おう。

身近な愛を、たいせつに。