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その9

面白い人たち

何かを学ぶなら、やっぱり最高峰の情報にアクセスしたいよね。
戦う前には、相手を知ろう。地形を知ろう、と兵法書『孫子』でも言っていたと思う。(偉大な)先輩の言葉には、先ずは素直に従ってみよう。

音楽の世界で、俺の感性が「面白い」と感じた人たちが何人かいる。

[洋楽]
CLASSIC : Johann Sebastian Bach
JAZZ : Miles Davis
POPS : The Beatles
ROCK : Led Zeppelin

[邦楽]
TECHNO 〜 ELECTRONICA : YMO

音楽の世界で、俺の目には強烈な光を放っている巨人に見えている。

これも、技術系の人ならまた別の人を巨人として挙げるかもしれない。
テクニカルなArtistを好きと言う傾向がある様に見える。

ここで、一つ注意。

「ダサい」と言う評価軸がある事を覚えておこう。君の好き/嫌いは置いといて、ある一定の層からダサいと思われる表現。この地雷は、意識的に避けて行こう。
ダサい人。それは、俺にとっては「Too Much」な人。表現の為の技術じゃなくて、技術の為の技術みたいな袋小路にはまり込んでいる人。自分の表現に対する評価軸をコントロール出来ない人。しようともしていない人。こう言う人の音楽は、(多くの場合)面白くない。

もう一つ注意。

文化的な近親相姦に陥っている人は面白くない(と感じる事が多い)。
音楽からだけ影響されて音楽を創る人。Rockを聴いて、Rockを創る人。House Musicを聴いて、Houseをやる人。弾き語りを聴いて、弾き語りをする人。
要するに、追随者。視野の狭い人の音楽は面白くない(事が多い)。
俺は、アメリカ人って多くの人が文化的な近親相姦に陥っている様に思える。同じ島国のイギリス人の方がセンスが良いと言うか、感性が近く思える。

さあ、俺が音楽の巨人として挙げた人たちの魅力は何だろう。
20代前半の俺の前に、パッと現れたキーワードがあった。

「多様性」

皆、多彩な魅力を放っている。
何故か。
多彩な文化を吸収しているから。

文化を色々な角度から分析している、自分の表現に対する評価軸を意識的にコントロールしている。
自分が書いた曲(表現)が歴史的に見て、地理的に見てどの辺りの文化から影響されていて、どこが他の人と違うのか(ポジションを)自分で分かっている。(それが、誤解だとしても)
意識的に文化の多様性を吸収して、表現して、楽しませてくれる。知的好奇心を刺激してくれる。

こんな風に思った。

もう一つ注意点があった。
これも俺の性質から来るもの。俺は、歴史も大好き。
なので、歴史の視点を感じさせてくれない音楽家も面白くない。
上に挙げた人たちは皆、歴史を知っていて、過去の巨人(ライバル)を把握した上でそれを越えようと挑戦する(強烈な)意欲を感じさせてくれる点が面白い。

もう一つあるんだけど、それは、ここで言葉にするのはやめておこうか。君の気付きの喜び・興奮を奪うのも申し訳ないよね。

以上が、(20代前半の時点での )俺が面白いと思う音楽の基準。

この基準に照らして、弾き語りの世界を見ると ...面白い人、いる?
俺はまだ知らない。

本音を言うと、俺がかっこいい・面白いと言う人がいれば、俺はやらなくて良いと思っている。俺の知っているこの音楽の魅力を伝えてくれるなら、実際の行動は他の人に任せても良いと思っている。だけど、なかなかいないので、しょうがないから自分が行動している感じ。自分を使った人体実験。人生、ロールプレイング・ゲーム。

さて、この「多様性」をまずはgetしよう。
あ、君はまだ楽器も手に入れてなかったよね(笑)
まずは、音楽の世界におけるマクロな視点。次に、ミクロな世界を楽しんで行こう。

またここで、二人で会おう。

( )

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詩人・南條雄一の公式ウェブサイト。プロフィール、作品紹介、ブログなど”最新情報”をお伝えします。人生は、推敲し続ける一篇の詩。遅咲き蕾にうるおいを。

南條 雄一について

「身近な愛を、たいせつに」暮らす詩人。絵・音・Webにハマったハマっこ、詩にフォーカスでアラフォーデビュー

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